キッチンはどこに配置する?

2021年01月22日 追記・変更

ダイニングや勝手口の位置とも大きな関係があるのがキッチンです。キッチンにいる時間が長ければ長いほどできるだけ快適な空間にしたいところです。キッチンを快適にするためにどこに配置するか、そしてその際の重要ポイントについて紹介していきます。

■キッチンの通風と採光に気を付けるようにしよう!

ダイニングとキッチンの関係」や、「勝手口の位置も重要」でも紹介している通り、ダイニングや勝手口の位置とも関係してくる部分ではあるのですが、主婦の方にとって居る時間の長いキッチンも配置する場所によって大きな違いが出てくる部分です。
やはり居る時間が長ければ長いほど、できるだけ居心地のいい場所にしたいと思うものです。

しかし、もともとキッチンの特性としては、火を使っていてキッチンの中が暑かったり、お湯を沸かしたり炊飯器でご飯を炊いたりすることで湯気が充満していたりと、あまり良い環境にあるとは言えません。

だからこそ、キッチンの場所を考える上で重要視したいポイントとしては、通風と採光です。そして、この通風と採光を重視するうえで重要なのが場所と窓の有無になります。

まず、場所としてですが、キッチンの空気が淀みなく抜けていくためには、キッチンの反対側に窓がある部屋があるかどうかということが重要になってきます。

もしキッチン自体に窓を設置したとしても、対面に空気が抜ける窓が無ければ、思うように換気ができませんので、反対側に窓がある場所にキッチンを作るようにしてください。

■キッチンの中が暑すぎる、とならないために...

そして、次に窓の有無になりますが、通風ということで考えるとやはりキッチンには窓をつけておいた方がいいでしょう。

もちろん換気扇がありますので、換気という意味合いでは問題ないのですが、換気扇だけですとなかなかキッチンの中の暑さまでは緩和することができません。快適に過ごすためには窓なり勝手口なりの開口部は設けておいた方がいいでしょう。

一方機能という面から採光という点について考えると、窓はあまり必要無いように思われます。
当然キッチンには照明がありますので、料理をするうえで窓からの採光がないと明るさが足りない、ということはあまり考えにくいでしょう。

とはいえ、です。
やはり日光がキッチンの中に入ってくるのとこないのとでは、かなり気分的に変わってきます。
キッチンにいる時間が長ければ長いほど、家の外を感じることができる日光が入ってくるかどうかは大きな違いになるでしょう。

ただ、採光のために窓を設ける場合は少し注意点があります。
それは、キッチンの場所を南や西に配置した場合です。

キッチンの場所が南や西にあると、日光が入りすぎてキッチンの中が余計に暑くなってしまうということもあります。
もしどうしてもキッチンを南や西に配置し、窓を設けるというのであれば、冷房設備の設置も視野に入れておいた方がいいでしょう。

ダイニングや勝手口との関係もありますので、ただ単にキッチンの場所だけを単体で考えるということは難しいのですが、少しでも快適に過ごすことができるようにキッチン内における通風と採光ということも考慮に入れるようにしてくださいね。

キッチンはどこに配置する?まとめ
●キッチンの場所を考える上で重要視したいポイントとしては、通風と採光
●通風と採光を重視するうえで重要なのが場所と窓の有無になる
●キッチン内の換気をよくするために、キッチンの反対側に窓がある部屋があるかどうかということが重要になる
●キッチン内を快適に過ごすためには、窓なり勝手口なりの開口部は設けておいた方がいい
●キッチンを南や西に配置し、窓を設ける場合は、キッチン内が暑くなりすぎないように気を付ける
Author: iehome