作る作らないという問題はあるものの、もし廊下を作ることになるとどれぐらい幅が必要になるかは難しい問題です。広すぎても無駄だし、狭すぎると不便な廊下の幅は、どのような理由でどれぐらいの広さが必要なのかについて紹介していきます。
■一般的な廊下の幅は約75~80cm、これで充分!?
「廊下は必要?」などでも紹介している通り、そもそも廊下を作るかどうかという問題はあるものの、もし廊下を作るとなった場合に問題となってくるのが廊下の幅です。廊下の幅としてはどれぐらい必要なのでしょうか?
一般的な廊下の幅というのは大体が約75~80cmぐらいとなっています。これは、「尺モジュールとは何?」で紹介している通り、現在の住宅の多くが尺モジュールで計算されており、更に「壁厚も忘れずに」で紹介している通り壁厚があることにより多くのケースでこれぐらいの幅となっています。
もちろん今まで多くの方がこの幅で暮らしてきているのですから、廊下の幅として約75~80cmぐらいあればそれで問題ないと言えば問題ありません。家具の搬入などもそれほど問題にならないでしょう。
とはいえ、注意が必要なのは、大きな家具の場合ですと曲がり角を曲がることができる広さになっているかどうかということだけは気を付けておく必要があります。
■手すりをつけることやすれ違うことも忘れずに!
また、
もし車いすで廊下を通るとなったら約75~80cmではやはり少し狭いですし、廊下に手すりをつけることになればやはりかなり狭く感じることでしょう。
他にも、やはり廊下ですれ違うということを考えた際には約75~80cmでは狭いと感じることが多いかもしれません。
無理なくすれ違うためにはもう少し広いスペースが必要となるでしょう。
手すりをつけたり問題なくすれ違うことができたりするようにするためには、やはり廊下の幅としては、120cmぐらいは欲しいところです。
場合によっては150cmぐらいあったほうがいいかもしれません。
もちろん、通常約75~80cmの幅のところ120〜150cmも廊下幅を広くすることになれば、代わりに部屋が狭くなるということになりますので、何を第一に考えるのかということを意識したうえで廊下の幅を考えるようにしてくださいね。
廊下の幅はどれぐらい必要?まとめ |
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●一般的な廊下の幅というのは大体が約75~80cmぐらいとなっている ●車いすで廊下を通る場合や手すりをつける場合、廊下ですれ違う場合などを考えると、廊下の幅が約75~80cmでは多少狭いかもしれない |