エコカラットって何?

2021年01月22日 追記・変更

珪藻土や漆喰、多彩な種類のある壁紙など、最近では非常に高機能な内装材が増えてきました。その中でも特に高機能な内装材として注目されるのがエコカラットです。エコカラットのどこが他の内装材より優れているのかについて紹介していきます。

■調湿効果のある内装材は珪藻土だけではない!?

内装を選ぶとなった際に、多くの方はやはりまず第一候補としてクロスを選びますが、最近ではエコ・健康志向の高まりから珪藻土や漆喰などを選択するという方も増えてきました。

珪藻土の良い点としては、何と言っても調湿効果を持っていますので、部屋の湿度が適正になり、カビなどが発生しにくいことが挙げられます。

もちろんクロスも多様な機能を持った商品がどんどん開発されていますので、調湿効果を持った壁紙や防臭効果を持った壁紙など探せばきりがありません。

そんな中で今注目を集めているのがエコカラットというタイル調の内装材です。では、なぜこれだけたくさんの種類がある内装材の中でも特に注目を集めているのでしょうか?

まず何よりも優れている点というのが、先ほど挙げた調湿効果についてです。なんと調湿効果が高いと言われている珪藻土の4~5倍の吸放湿力があるとのことです。

調湿効果ですので、湿度が高い場合に湿気を吸うだけではなく、湿度が低い場合には湿気を放出してくれますので、家にも体にも優しい内装材だと言えますし、エコな内装材だとも言うことができます。

■調湿、脱臭、VOC吸着とエコカラットは万能!

そしてエコカラットのすごさはもちろん調湿効果だけではありません。脱臭効果も高く、生ごみの臭いやトイレ、タバコの臭い、そしてペットの臭いまで気になる臭いをかなり低減してくれます。

他にも、「よく聞くシックハウス症候群って何?」でも紹介しているシックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなどのVOC(揮発性有機化合物)を吸着する効果があります。

ホルムアルデヒド吸着力に関しては、国内で初めて「ホルムアルデヒド低減建材認定」を取得したという事実からも立証されていますので、かなり安全な内装材だと言えるでしょう。

と、効果だけを紹介していますが、このエコカラットはデザイン的にもかなりこだわって作っていますので、内装全体に対して利用する必要はなく、部屋のアクセントとして部分的に取り入れるという利用法も可能です。

もちろん、最も優れた内装材だとまで言うつもりはありませんが、色々な使い方ができる分知っておいて損のない内装材だとは思いますよ。

ちなみに、最近では「空気を洗う壁紙」というものも出てきています。この壁紙の大きな機能としては脱臭機能になるのですが、この壁紙が臭いの原因物質を吸着するだけでなく、分解までしてくれます。そのことで、半永久的に消臭効果がある壁紙になっているとのことです。

そして、最近の内装材の特徴とも言えるかもしれませんが、このように優れた機能を有しながらデザイン性にも優れており、この「空気を洗う壁紙」は過去にグッドデザイン賞を受賞したこともあります。

たくさんの種類がある内装材。だからこそ商品としての魅力を高めるためにデザインだけ、機能だけではなく優れた機能を持ちながらデザイン性を有している内装材が増えてきているのかもしれません。

利用する方とすれば本当にありがたい話ですので、じっくりより良い内装材を選ぶようにしましょうね。

Author: iehome