家づくりでは、業者から提出された見積書に記載された費用がすべての費用だというわけではありません。見積書に含まれている費用と含まれていない費用について紹介していきます。
■見積書は表紙と工事費内訳書、工事費内訳明細書の3種類...
家を建てる為には、業者から提出される見積書に記載されている金額がすべての費用というわけではありません。
そのため、見積書に含まれている費用がどのような費用で、見積書に含まれていない費用にはどのようなものがあるのか、ということは把握しておく必要があります。
まず、そもそも見積書というのは3種類に分かれています。表紙の見積書と、工事費内訳書、工事費内訳明細書の3種類です。
まず、表紙の見積書には、見積金額と工事の概要、そして支払い条件が記載されています。支払条件には支払時期や回数などが記載されていますので、この条件に従って支払っていくことになります。
次に、工事費内訳書ですが、これはよくある一式表示の見積書です。本体工事費や設備工事費など、大枠の金額の内訳になっています。
そして最後が工事費内訳明細書になります。この工事費内訳明細書には、工事費内訳書の項目ごとに詳細な材料ごとに金額を表示している明細書です。
そして、一般的にこれら見積書に含まれていない費用には、別途費用があります。別途費用とは、建築確認申請のための費用や地盤調査費、引っ越し費用などがあります。
ハウスメーカーの場合はこれら別途費用も見積書に記載してくれている場合もありますが、基本的にこれらの別途費用は見積書に記載されていません。
■工事費内訳明細書は時間をかけて確認しよう!
そして問題なのは、見積書に記載されていない費用に関しては、全て別費用となることです。
通常の別途費用はある程度施主側でも見込んでいることが多いのですが、本来工事費として含まれていると思っていた費用が実は含まれておらず、結果的に別費用となってプラスの支払いが発生する場合があります。
そうならないためにも、工事費内訳明細書にはどのような費用が含まれているのか、ということは時間をかけて確認するようにしてください。
別費用が意外に高額になってしまい、費用が足りなくなる、ということだけは避けたいところですので、事前の確認というのは絶対に怠らないようにしてください。
見積書の確認は契約上非常に重要なウェイトを占めますので、ここは面倒くさがらずに確認するようにしてくださいね。