基礎の種類も知っておこう

住宅にとっては非常に重要な基礎工事、でもその基礎にもいろいろな種類があるのをご存知でしょうか?それぞれに特徴がある布基礎、ベタ基礎、杭基礎など、住宅に採用される基礎の種類について紹介していきます。

■一般的な基礎は布基礎、ベタ基礎、杭基礎の3種類...

住宅にとって基礎というのは非常に重要な存在です。基礎に欠陥があったり弱かったりすると、場合によっては住宅が傾いたり倒壊する恐れも出てきてしまいます。

そして、その基礎もやはり種類が色々とあります。今回は家づくりの工事で一般的に採用される基礎の種類である、布基礎、ベタ基礎、杭基礎の3種類について紹介します。

もちろん、このほかにも独立基礎など基礎の種類はありますが、一般的に採用される基礎の種類は上記3種類ですので、今回は省きたいと思います。

まず布基礎ですが、布基礎は建物の外周部と内部の耐力壁の通り部分に基礎を設置します。

次にベタ基礎は、建物の外周部の立ち上がり部分と、外周部に囲まれた建物の下部全体を鉄筋コンクリート造の板状にしたものとを一体化したものです。

■基礎は住宅の構造や重量、地盤の状態により決まる!

最後に杭基礎ですが、ほとんどが軟弱な地盤で浅い基礎では構造物を支えることができない地盤の際に採用される基礎で、深く杭を打ち込み、構造物を支える基礎になります。

このように基礎一つをとってもやはり種類があります。

種類がある理由としては、やはり住宅の構造や重量、地盤の状態が住宅ごとに異なりますので、各住宅に合わせた基礎を構築するためにも種類があります。

もちろん基礎は上記で挙げたように住宅の構造や重量、地盤によって必然的に決まってくる部分もありますので、好きに選べる、というわけではないのですが、自分の住宅の基礎がどんな種類か、ということを知っているだけでも少し家づくりや工事が楽しくなってきますよ。

基礎の種類も知っておこうまとめ
●家づくりの工事で一般的に採用される基礎の種類は、布基礎、ベタ基礎、杭基礎の3種類
●布基礎は、建物の外周部と内部の耐力壁の通り部分に基礎を設置する
●ベタ基礎は、建物の外周部の立ち上がり部分と、外周部に囲まれた建物の下部全体をRC造の板状にしたものとを一体化したもの
●杭基礎は、深く杭を打ち込み、構造物を支える基礎のこと
●基礎の種類は、住宅の構造や重量、地盤の状態により必然的に決まる
Author: iehome